できるだけ絵をつける(お知らせ記事以外は) 描かない日は書かない 量をこなせば上達するだろう、というメモ日記。
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ギルド:カフェ・ド・ウニ
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14 July 2008
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無題
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pc
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電車が止まって早30分。復旧のめどは未定。もやもやする。全ての原因は、昨日まで台風と呼ばれていた低気圧が頭の上に乗っかっているせいだ。
「到着が遅れる」と家に電話したいところだったけど、電車の中はそうもいかないので、代わりに春市にメールを打っておくことにした。
[電車が止まった。大雨洪水注意報。久々の家路は思った以上にサイアク。]
電報のようなメールを送ると、いつもの甲斐甲斐しい文章が返ってきた。
[大丈夫?
今何駅?こっちは雨やんでるから、傘の心配は要らないよ。夕ご飯先延ばしになってるから、早く帰ってきてよ
]
早く帰りたいのは山々なんだけど。と、呟いた瞬間に電車がガタンと動き出した。雨音が少し弱くなったようだ。
これなら、そんなに遅くはならないかもしれない。アプリを起動して何時に着くかを調べていると…電池がきれた。
もう、ホントサイアクだ。
結局、雨はしつこく降り続いたので電車はなかなか全速力で走らず、時間のズレが重なって、1時間近く遅れて目的地に停車した。
春市の言った通り、俺の故郷は晴れていた。
ほっと一息つくと、早速家に向けて足を動かし始めた。わざわざ電話するまでもない。少し前までは通学路だった道のり。辺りはもう暗くなっていたけど、体は歩き方を覚えていて、スムーズに家の前まで到着した。
「ただいまー」
おかえりなさい、と出て来たのは母さんだった。これまでの電車でのいきさつを話すと、懐かしい調子で返してくれた。リビングに通されると、父さんはやっぱり定位置でビールを飲んでいる。俺が帰ってくるまでどうして待てないのかと零す母さんと、こればっかりはと申し訳なさそうに笑う父さん。
いつも通り、といきたいところだけど、
1人足りない。
「春市ね、亮介迎えに行くって言ってたんだけど…部屋行ったら寝ちゃってたのよね」
「え、こんな時間に?」
母さん曰く、部活の練習が連日ハードだったらしい。俺がいつ到着するかも分からないし、寝かせておくことにしたんだとか。なるほどね。けど、そんなこと言って春市にあとで何て言われるやら。
「ふーん。じゃ、荷物置いてくるついでに起こしてくるよ」
二階への階段を極力音を立てずに登る。ここで起こしてしまったらつまらない。兄貴の帰省にすやすや寝息なんか立ててる奴の顔を覗いてやんないと。
ドアノブをカチャリと回し、隙間から目を凝らして見ると、カーペットの上に丸まっている背中があった。そのままゆっくりとドアを押し、忍び来んで電気を点ける。
今度こそ、奴の全貌がはっきりと見えた。
「………。」
あーあ、母さんが掛けたっぽい毛布は剥いじゃって、おまけにお腹全開だし。
…お前さ、ちゃんと成長してんの?
何だか体もぺっしゃんこで頼りなく見えるんだけど。
ため息まじりによれたTシャツを直し、毛布を掛けてやる。さっきまで起こすついでに驚かしてやるつもりだったけど、いざ目の前にしたら心変わりしてしまった。母さんの気持ちがちょっと分かったよ。まったく、いつまで兄貴に気を遣わせてんだか。
すると、唇に寄せた左手に何か乗っているのが見えた。ケータイだ。
ゴロゴロしながら俺の返事待ってたんだろうな、こっちは充電切れてたってのに。運が悪かったわけだけど、ふっと申し訳なさを覚えた。心の中でごめんと呟く。
「でもお前、もうちょっと寝といた方がいいから」
静かに立ち上がると電気を消し、その場をあとにした。これで俺も、春市が起きてきたら何で起こさなかったのかと一言文句を言われるわけだ。
でもさ、このくらいの嫌がらせは受けて然りでしょ。
俺だって玄関のドアを開けたら、誰かさんがびっくり箱みたいに飛び出してくるんだと思ってたんだから。
…実はへそ祭りの一環です(小声)
7/14 うひゃぁ・・日記の小湊兄弟…のお方
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ありがとうございます!続きが日を挟んでしまってすいません;;
文章はあまり作ったことがないので、元気が出たと感想いただけてとても嬉しくなりましたv重ねてありがとうございました。
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